U R not alone

NO NEWS NO LIFE WITH LOVE

遊び紙とプロトタイプ

 

 

本を読んで、装丁、しかも遊び紙に泣かされるなんて、思ってもみませんでした。

 

 

Age22を最初に手に取った時、妙に気になってはいたんです。

艶やかな光沢のある遊び紙なんて珍しいな、って、何か引っ掛かって。

 

薄紙だったりすることは時々あるけれど、チュベローズの内装がこんなイメージなのかなぁ、なんて思いながら、その次の扉を開きました。

 

だけど、チュベローズは木目の壁。

 

ありゃー外したかー!笑と思いつつ、夜のイメージ、夜の仕事のイメージ、ホストクラブのイメージからインスパイアされたのかなぁなんて考えつつ、ぐいぐい話に引き込まれるうち、Age32の最終章までその引っ掛かりのことをすっかり忘れていました。

  

タウンメーカー第2プロトタイプの描写が現れるまでは。

 

その描写が現れた時、サラっと書かれているのに心臓掴まれたみたいにビックリして、その既視感に泣いて、遊び紙のページまで戻ってまた泣きました。

 

真偽のほどは分かりません。でもこの遊び紙、タウンメーカーの表面とそっくりな気がして。これも広義の伏線みたいで。

まるで、子どもの頃、はてしない物語のあかがね色の表紙の、2匹の蛇がお互いの尻尾を咥えた、アウリンの模様に恐る恐るそっと触れた時みたいで。

 

 

装丁も含めて大好きという本は多々ありますが、私の拙い思い込みかもしれませんが、チュベローズの装丁とその時動いた気持ちも、私にとって特別な大切なものになりそうです。