U R not alone

NO NEWS NO LIFE WITH LOVE

チュベローズで待ってる

 

あの日 足払いでひっくり返されて茫然と天井を見上げてから此の方、

これ以上沈みようもない沼の底にいたつもりだったのに、とうの昔に底を付いたつもりだったのに、

 

まだここは底ではなかったのかと愕然としました。

 

 

降って湧いた運命みたいで、だから自らの意志で「この人にしよう!」って選び取ったわけではないのだけれど、

ある日 気が付いたら落ちていて、どうしようもなくそうなってしまっていたのだけれど、

 

私は、とんでもない人を自担にしてしまった。

 

 

幾度となくそう思って来たはずだったのに、

今回ほどそれを強く感じたことはなく、強い衝動に更新され、

読了後、更にずぶずぶと深く深く沈められる思いです。

 

 

 

私が作家加藤シゲアキと著書を通して対峙する時、

そこにNEWS加藤シゲアキを透かして見ることは、意図的にも無意識にも不可避でした。

シゲの本だから読もう、

シゲの本だから買おう、

微力ながらもシゲに貢献したい、

という動機が根本に大きくある。常に強くある。

それは、昔から敬愛する諸作家さんの本を手に取る時のモチベーションとは、一見カロリーの総量は同じであっても、質は少し違う熱でした。

 

言うなれば、シゲの本を手に取る熱は、赤い炎。敬愛して止まない作家さんの本を手に取る熱は、青い炎。

どんなに面白い!って膝を叩いても、どんなに感動して涙を流しても、「好きなアイドル」の延長線上に著書があって、「好きなアイドル」がスタート地点で、「好きな作家」とはどこか異なる世界線。

 

そんな風に どこか自分の中で分け隔てがあるせいで抱えていた罪悪感が、チュベローズを読んで、真っ青な炎になって昇華しました。

 

私はチュベローズが好きだ。この作家の描く作品が好きだ。

 

ただただシンプルに、その感情だけが溢れました。

シゲが書いたものでなくとも、作家が誰であろうとも、私は絶対にチュベローズを好きになる。

作家加藤シゲアキの作品に対し、ここまで寝るのが惜しいと感じたのは初めてで動揺しました。

もういっそ、覆面で出版されたチュベローズに出会い、魅了され夢中になって、これ誰が書いたの?….えっ?!シゲだったの….?!?!って驚いてひっくり返りたかったです笑。

 

こんな大作を書き下ろした直後にも関わらず、次作に早くも意欲的で、色んなテーマが尽きずに頭にあって、本当に底が知れません。

 

 

 

名刺とは、文字通り、相手に名を刺すためのもの。

名刺代わりになれば、と上梓したチュベローズ、深く深く突き刺さりました。

 

 

 

ありがとう!お疲れ様!重版おめでとう!!